坂田まことさんがＦＢに投稿して下さった記事を以下に掲載させていただきます。
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静岡にある小さなハマナス園へ。
ここは可愛いご夫婦が2人で大切にハマナスを含めた様々なハーブを育てています
鍋島ハマナス園は静岡県島田市の山奥の小さな村にあり、ご夫婦はそこで日本の原種の薔薇である
「ハマナス」を無肥料無農薬で自然栽培しています。
そして私たちは産地は違えど、ハマナスを使用したオーガニックコスメやフードをシリーズで発売しています。
お父さんは常々〈道楽だから〉なんて言うけれど、ハマナスの色味を大切にした保管法や乾燥法はプロ顔負けで語ってくれるし、お母さんの作るハマナスのコーディアルは美味しくって涙が出た。
道楽なんかじゃない、ちゃんと職人でした。
その笑顔の裏にはきっと深刻な高齢化や低収入の現実もあり、でもそんな事そっちのけでハマナス達は自然の摂理に振り回されてうまく咲かない畑もある。
化粧品や食品を使う私たちは、この世界をちゃんと知っているんでしょうか？
道端に咲く見捨てられた花も、大切に育てられた花も、同じ花なのに。そしてそれらを我が子の様に守る人たちがいることも確かなのに。
この日見た初めてのハマナス畑は、春のハマナスよりは小ぶりで、お父さん曰く「春にまた綺麗なハマナスを観に来てほしい」と教えてくれました。
雨が多かった今年は雑草の処理も手が追い付かなかったそうです。こんな時、もう少し若者がここに手伝いに来れたなら、きっともう少し楽に栽培が出来るはず。色々考えさせられました。やっぱり百聞は一見にしかず。
この綺麗なハマナスの色味を生かした製品や、この美味しいコーディアルの味も、もっと多くの人に試してほしいと、知ってほしいと心から感じたこの日。
日本には、まだまだ知らない花や植物があって、その花の数だけ〈家族の物語〉があります。
その家族の顔を見に、私は全国を旅しています。
お父さん、お母さん、貴重なお話をありがとうございました。
鍋島ハマナス園